水道水の中に入っている塩素。
浄水場で殺菌するために塩素は使われていますが、
当然ながら、家庭の蛇口をひねると出てくる水道水にもそれが残っています。
この塩素は、飲む分には大きな問題はないのですが
「お湯に全身浸かる」と、皮脂や皮膚にあるミネラル分などとくっついて体の脂分などを奪ってしまうのです。
若いうちは皮脂も大量に分泌されるので、特に問題はないのですが、
高齢者になると多くの脂分をとられてしまうと肌がものすごく乾燥してしまうことがあります。
最近では、その塩素を除去するシャワーヘッドが出てきていますが、
すでに取り付けられているご家庭でも多いのではないでしょうか??
塩素を除去し、不純物がないシャワーを楽しんでいるつもりでも、
気を付けなくてはいけない事が一つあります!!!
シャワーヘッドを、裏返ししてみてください。
ポツポツとお湯が出てくる穴の周辺には、、、、
黒っぽく汚れてしまった、ヌメリがΣ(゚Д゚)
このヌメリの中には、日常どこにでも潜んでいる雑菌が住みついています。
塩素を除去することで、殺菌効果がなくなるので、
雑菌も繁殖しやすく、ヌメリ(生物膜)を形成しやすくなっているということです。
健康な状態であれば問題はないのですが、
この雑菌がシャワーの水滴に混ざり、それを浴び、吸い込んでしまうことで、
免疫の弱い、高齢者・乳幼児・妊婦さんなどが、
咳き込み・発熱・下痢などの健康被害や、
重症化してしまうリスクが高くなってしまうのです。
以前、保健センターにレジオネラ症などの感染症について聞きに行ったときに、
家庭内のシャワーヘッドのヌメリ・湯垢もお手入れするよう、
アドバイスを受けてきました。
各地域にある入浴施設・温泉施設でも、循環風呂の衛生管理はもちろんのこと、
シャワーヘッドのお手入れも、指導しているそうです!!
お手入れ方法は、スポンジなどでヌメリを取り除けばOKです!
ムリに分解までしなくても、
ヌルヌルしたものや、黒っぽいモノが取れれば合格です◎
「塩素を除去するシャワーヘッド」 = 「汚れやすくなっている」
そう思って間違いはないと思います。
気持ちいいハズのお風呂・シャワー。
見えない配管だけではなく、
こうしたシャワーヘッドの裏側も意識したお手入れをしていきましょう!!!