追いだき配管洗浄とは、ただ単に配管内の汚れをとるだけではなく、
「感染症予防」の活動も行っているんです!
免疫力が低下してしまう、妊娠中の方・産後間もない方そして、菌への抵抗が弱い高齢者や乳幼児がいるママさん・パパさんに是非読んで頂きたい記事です。
【追い焚き配管のしくみ】
こちらのイラストをご覧ください。
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※ガスの給湯器でもエコキュートも理論的には同じ構造です。
お風呂にお湯を貯める時、自動湯張りでは新しいお湯が出てきます。しかし、追い焚きすると、一度使用したお湯が給湯器で温められてまた浴槽内に戻ってくるという循環の仕組みなのです。追い焚きは、”温かいお湯が出てくるけれども、新しいお湯ではない”そう思って下さい。さらに、この配管が汚れていると、新しいお湯のはずなのに汚れた配管を通って浴槽に流れ出ているのがお解りになりますでしょうか?(給湯も追い焚きも、最後に配管が共有しているのです。)
一度使ったお湯は、汗・皮脂汚れ・石鹸のすすぎ残しのカスや入浴剤などが追いだき配管を通るので、長年もの間、配管の中に溜まり続けてしまうのです。そうなると、汚れを餌に増え続けてしまうのが雑菌!!これが、健康被害をもたらしてしまう恐ろしい菌なのです。。
【雑菌の種類】
では実際にどんな雑菌たちが存在しているのか。
代表的なものは、
○ブドウ球菌
○大腸菌
○緑膿菌
○レジオネラ菌
○マック菌
などです。
この細菌達、日常生活にどこにでも存在しています。
ブドウ球菌は人間の鼻や皮膚、口の中、喉、乳腺などに、
大腸菌はヒトや動物の腸内に、
緑膿菌・レジオネラ菌・マック菌は、土壌や水中、植物、動物(ヒトを含む)など自然環境に存在している常在菌です。
このように、ありとあらゆる自然環境の中に存在している細菌達。
免疫力が高く健康な状態であれば何も問題はないのですが、
免疫力が低下したり、皮膚に傷ができたりすると、
体内へと侵入して感染症を引き起こしてしまう細菌達なのです。
【産後の入浴の危険性】
特に菌に感染しやすいのは免疫力が低い赤ちゃんや授乳中の女性といわれます。
それぞれの細菌によって症状は異なりますが、
咳・発熱・呼吸困難・下痢、、、、
肺炎になったり、皮膚がやけどのように剥けてしまうと、強い痛みに襲われ入院治療と重症化するケースもあります。
出産を経験した方ならご存じだと思いますが、産後約1か月は入浴出来ません。
それは、出産後の女性の身体は時間をかけて妊娠前の状態に戻っていくわけで、分娩後約6~8週間ほどかかるといわれています。
その間、子宮口は少し開いているので、子宮内膜などの内容物が「悪露」として出続けているです。
湯船につかることで、血流が多くなり悪露が増えてしまったり、
子宮の中に細菌が入り込み、感染症を引き起こしてしまう危険性があるのです。
産後の免疫力が低下した身体に、入浴は危険ということで、どの産院でも産後しばらくの入浴は禁止しているんですよ。
新生児は沐浴をするのも細菌から赤ちゃんを守るため。それぐらい、入浴環境って大事なのです!!
【常在菌が牙をむく】
このように、いつも隣り合わせに常在している細菌達も時には牙をむけてくる危険なモノ。
追い焚き配管の仕組みをご理解頂き、ご自身やご家族の健康を感染症から守る為にも、毎日の入浴環境を見直してみませんか??
ご相談はいつでも受け付けております。お気軽にお問合せ下さい。
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